こと座の「ベガ」は七夕で有名な「織姫星」?夏の大三角を構成している天体とは

こと座のベガ

白鳥座の「デネブ」、こと座の「ベガ」、わし座の「アルタイル」の3つの星で夏の大三角を作っているのは有名だ。

七夕や夏の大三角で有名なこと座のベガは織姫星?

夏の夜空といえば夏の大三角や天の川を連想する方も多いでしょう。
天の川から連想するものは七夕伝説ですよね?

今回は、織姫星として有名なこと座のベガについて一緒に学んでいきましょう。

  • 地球からの距離
  • 観察できる場所
  • 名前の由来・神話

地球からの距離はどのくらい?

ベガから地球まで、どのくらいの距離にあるのかご存じですか?
今の科学技術ではなかなか辿り着けない距離です。

実際にどのくらいの距離になるの?

地球からこと座に位置している一等星のベガまで旅をするとなると、光の速さで約25年掛かると言われています。
光の速さで25年掛かるということは、一体何キロメートル離れているのよ?

1光年をキロメートルで換算すると約9兆5,000億キロになります。
9兆5,000億キロを25で乗算するとベガまでのは237兆5,000億キロも離れている計算になります。

・豆知識

地上から宇宙(国際航空連盟が定義した高度は100Kmで、アメリカ空軍は高度80Kmと定義している)までは、約100Kmです。

日本で観察できる場所はどこ?

日本の中でどの地域が一番観察に適しているのでしょうか。

日本ではどこでも観察できます。

ベガを観察するのに日本で適している場所、それはどこでもです。
また、4月下旬から北の空では「こと座流星群」が観測できるでしょう。
時刻は22時ごろがピークになります。

*図をご参照下さい。

流星群は他にもあります。
ぜひファンの皆様は調べてみて観察をして頂ければと思います。

名前の由来について

ベガの名前の由来ってご存じですか?
こと座には少し物悲しい神話もあります。

ベガ(Vega)

ベガはアラビア語で「急降下する鷲」の意味です。
現代では竪琴なのに猛禽類のワシ(ハゲワシ)?と思っていた方も多いと思います。

なぜ、急降下するワシという意味の言葉が由来となっているかと言うと、かつては正にその意味通りの形(星座の形)を示していたようです。

現代では古代ギリシアの「竪琴」のモチーフとしての形に落ち着きました。
このベガにはギリシア神話の中でも有名でよく知られている悲しい物語があります。
竪琴の名手「オルフェウス」とその妻「エウリディケ」にまつわる物語はこちらの記事をご参照ください。

和名ってあるの?

ベガという単語は、ラテン語です。
それでは、日本ではなんと呼ばれているのでしょうか?

和名:織姫星

日本では七夕伝説の「織姫星」星として有名です。
「牽牛星」のアルタイルと一緒に馴染みが深く、この二つの星は知っている方も多いでしょう。
織姫星は、地球から見れる全天体の中でも5番目に明るい星なので、東京のような大都市でも観測可能ですよ。

まとめ

地球からの距離

9兆5000億キロを25で乗算した距離です。
約237兆5000キロであり、これは地球を59億3,750万回、周回した距離である。

ちなみに1光年を身近な移動手段の新幹線で例えるとします。
時速300キロの新幹線でベガまでノンストップで行くとすると約361万年掛かります。

参考までに、太陽までは1億4960万Kmです。
これは時速300Kmの新幹線でノンストップで行くと、一年未満で到着できる距離にあります。生きてるうちに到達できる距離にあるなんて意外ですよね。


人類の初期、人類が生まれて間もない頃から出発してようやくたどり着ける距離です。
今から出発したら、別の生物が地球を闊歩してそうですね。

観察できる場所

ベガを観察するのに日本で適している場所、それはどこでもです。
また、こと座と一緒に天体ショーを見たいなら4月下旬がオススメ。
北の空に流星群が見られることでしょう。

名前の由来・神話

ベガは元々「急降下するワシ」という意味でした。
現代になり、竪琴の名手「オルフェウス」の神話から「琴座」となりました。
オルフェウスとエウリディケとの悲しい物語は、今でも人気の物語です。
和名は「織姫星」の名で愛されています。

余談ですが、七夕伝説の「織姫」は天帝の娘なのに、引きこもってずっと「機織り」をしていたそうですよ。

現代で言えば、かなりのお偉いさんの娘が家に引きこもってずっと、編み物をしていると言うイメージです。良いように解釈すれば「箱入り娘」です。

七夕には星に願いを込めて、夜空を眺めてみてください。
きっと叶いますよ。